三遊亭あら馬さん、あと半年の余命宣告を受け…肝臓移植から復帰までを語る

公開日: 更新日:

 生後20日で胆のうを取って腸とつなげる空腸縫合手術をして以来、胆管炎を起こすことがたびたびあり、そのたびに絶食1週間の入院を繰り返しました。

 でもそれ以外の日常生活に支障はなく、むしろ活発でかなり元気な子供でした。口より先に手が出るようなスパルタ九州男児の父親に“長男”として育てられたので、ケンカも強くて友達には「女子プロレスラー」と言われていたんです。

 大学生になると、お酒を飲むようになって試験中に入院して留年しそうになったり、大学院試験も入院してしまい断念。その後、売れない役者時代を経て、結婚、出産、子育ても経験。その間も胆管炎を繰り返し、胆石を取る手術を何度もしました。

 次第に手術をしても炎症の数値が下がらなくなり、胆管細胞がんの疑いで2015年には開腹手術で肝臓の3分の1を切除しました。幸い壊死していただけで、がんではなかったのですが、年々肝臓の働きが悪くなり、2020年には白目の部分や肌が黄色くなる完全黄疸になりました。約1年間、胆汁を体の外に出す経皮経胆管ドレナージをぶら下げて仕事を続けた末、2021年に例の余命宣告を受けたのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ