長引く息苦しさや発熱の正体は「薬剤性間質性肺炎」かもしれない

公開日: 更新日:

 薬剤性間質性肺炎を疑うポイントは次の通りだ。

【新たに薬の服用を始めてから3週間以内に咳、息切れ、発熱の症状がある】

「息苦しさの他に、5日以上の発熱が続く場合には、間質性肺炎、細菌性肺炎なども疑わなければなりません。息切れが長引くようであれば、呼吸器内科を受診してください」(大谷院長)

【60歳以上の高齢者、喫煙歴、肺病変の既往歴、呼吸器の低下に該当する】

「さらに、免疫力が低下している人は特に注意が必要です」(相良教授)

【薬剤性間質性肺炎の発症歴がある】

「すでに発症歴がある人は、他の薬剤によっても引き起こしやすい体質である可能性が高いです」(相良教授)

 薬剤性間質性肺炎を起こさないためには、漢方薬などの服用の仕方にも気を付けたい。

「漢方薬やサプリメントを含むどんな薬でも、薬剤性間質性肺炎を引き起こすリスクがあります。特に漢方薬には似た成分を含むものが多いため、以前に漢方薬で薬剤性肺炎を起こした人は、今後すべての漢方薬の服用を控えるべきです」(大谷院長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が