繰り返す気管支炎、肺炎、中耳炎…「原発性免疫不全症」かもしれない

公開日: 更新日:

 PIDの診断は4段階で行う。10の徴候に該当する場合、最初の段階で調べるのが、免疫に関係する白血球の状態など。血液検査なので、一般の臨床医でも調べられる。最終的にはPID専門施設の受診が必要となるが、数は少ないものの、各都道府県に施設がある。

 日本免疫不全・自己炎症学会のホームページで紹介されている。

◆50歳でPIDを発症

 幼少期から気管支炎、肺炎、中耳炎、へんとう炎、胃腸炎といった感染症を繰り返してきた50代の女性医師(本文中に登場)。PIDと分かったのは50歳の時。治療が始まると、これまでのようなひどい感染症を繰り返さなくなり、「第二の人生が始まった」と感じたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」