LDLの比重は水の約1.02~1.06倍、HDLは約1.06~1.20倍で、遠心分離機によって分けることができます。そしてLDL粒子に含まれているコレステロールをLDLコレステロール、HDL粒子に含まれるものをHDLコレステロールと呼んでいる、ということなのです。
ちなみにコレステロールはリン脂質とともに、細胞膜の材料として使われます。また各種ホルモンやビタミンDの原料になったり、脂肪の消化吸収を助ける胆汁酸に使われたりしており、人体になくてはならない物質です。しかし、HDLとLDLの量やバランスが崩れると、健康上の問題が生じてきます。