体調不良に対して即効性のある2つのツボ…「大椎」と「百会」
そこで、急な体調不良などの対処として即効性のある代表的なツボを2つご紹介しましょう。
まず、風邪の予防や初期症状、アトピーやじんましんなどに用いられる「大椎」です。体を温め体の中にたまった熱を発散させる効果があります。
大椎は、頚部に存在する椎骨の中で一番大きな第7頚椎のすぐ下辺りにツボがあります。
次に、「百会」です。頭頂部の真ん中、ややへこんでいる場所にあるこのツボは、体幹の柔軟性を生み出す効果があります。
ぜひみなさん、前屈をして柔軟性を確認した後、この百会を刺激してから再度試みてください。柔軟性がアップしていると感じるはずです。1回目より2回目、さらにこの百会を刺激し続け、柔軟を繰り返しやってみると、柔軟性がどんどん良くなるといわれています。百会は、胃下垂、便秘、下痢の対処にも有効とされています。
ちなみに、「百」は数が多いこと、「会」は「会いが転じて合わさる」といった意味があります。つまり百会は、全身のいろいろなエネルギーが集結するツボであるわけです。
大椎と百会、日常的に大いに活用してください。