正しい「嚙み合わせ」は健康寿命を延ばす 高齢でも放置してはいけない

公開日: 更新日:

「また、患者さんには開口訓練も指導しています。ベッドの前に『絶対に噛まない』などと書いた紙を張っておき、何度も繰り返し唱えてから寝ると、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりを防げるようになります」

 残存本数が少ない高齢者の場合には、自分に合った入れ歯やインプラントを装着して噛み合わせを改善するのが効果的だという。

「厚労省の研究によると、歯の本数が少なく入れ歯もしていない人は、歯が20本以上ある人と比較して転倒リスクが2.5倍高くなると報告されています。人は立ち上がったり歩く際に、歯をグッと食いしばり体のバランスを保っていますが、歯がなければ踏ん張れません。トイレで目が覚めた際の転倒を防ぐためにも、普段入れ歯を装着している人は、睡眠中も装着してください」

 噛み合わせの改善は、全身の健康を守ることにつながるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  2. 2

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  3. 3

    大リストラの日産自動車に社外取締役8人が「居座り」の仰天…責任問う大合唱が止まらない

  4. 4

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  5. 5

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  1. 6

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 7

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 8

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  4. 9

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由

  5. 10

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ