突然死の原因になる心房細動は「症状なし」の人が4割いる

公開日: 更新日:

 治療が遅れると、手術後の再発リスクが高くなることもある。

■自分で脈を測って早期発見

 心房細動の治療は第1選択が薬物治療、十分な効果を得られない場合、カテーテルアブレーションが検討される。

 カテーテルアブレーションは、足の付け根からカテーテル(細い管)を心臓まで入れ、異常な電気信号を出している部位を焼灼する、比較的、体への負担が軽い手術だが、再発リスクが3~4割。

「心房細動になってから長いほど、術後の再発リスクが高い。発症1年未満の手術が、その後の経緯が格段に良い」

 心房細動が無症状、あるいは症状が軽くても、脳梗塞をはじめとする病気のリスクは症状がある場合と変わらない。「自分は大丈夫」とむやみに思わないことだ。

 無症状が4割という状況の中、どうやって早期発見をするのか?

「一番手軽なのは検脈です。特に、軽い息切れや動悸の症状を感じたら、検脈で脈を確認してください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ