上咽頭がんは初期には自覚症状が現れにくい。がんが発見された際に多く見られる症状に「頚部のしこり」がある。その他、「耳閉感」「聞こえづらさ」などの耳症状や「鼻づまり」「鼻血」などの鼻症状、「物が二重に見える」などの脳神経症状も見られる。一見、関連のなさそうな耳の症状から上咽頭がんの診断にたどり着くこともある。ただ、医師によっては滲出性中耳炎の症状が長引いてから上咽頭を確認するケースも少なくないという。
「大人の方で滲出性中耳炎を患っていたり、急に発症して上咽頭がんが心配であれば、ホームページやブログなどで滲出性中耳炎と上咽頭がんの関連について記載しているクリニックを受診するといいでしょう」