旅行や長時間移動する時におすすめの弾性ストッキングは?

公開日: 更新日:

 ある日突然、片足が赤くむくんで痛い……。テレワークの普及で注意したいのが「深部静脈血栓症」です。長時間、足を動かさない姿勢を続けるとふくらはぎのポンプ機能が低下して血行が悪くなり、深部静脈と呼ばれる足の奥深くにある静脈内に血の塊(血栓)ができる病気です。初期の段階では血栓が膝下に生じる末梢型が多く、進行するにつれ血栓が太ももまで広がる中枢型になると、血の塊が血流に乗って肺へ運ばれ、肺塞栓症を引き起こして、最悪のケースでは死に至る危険があります。

 血栓を作らせないためには、こまめな足の運動や水分補給はもちろんですが、ほかにも「弾性ストッキング」の着用が効果的です。弾性ストッキングは主に弱圧、中圧、強圧の3段階に分けられ、深部静脈血栓症に対しては中圧のハイソックスタイプが有効とされています。

 下肢を圧迫して静脈を細くさせると、血流速度が上昇して血栓ができにくくなります。飛行機やバスなどでの移動は長時間、同じ姿勢が続くのでふくらはぎのポンプ機能がうまく働かなくなります。あらかじめ弱圧の弾性ストッキングをはいておくといいでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」