子供の顔を見ながら泣きました…お笑い芸人の植山由美子さん乳がんを語る
植山由美子さん(天然もろこし/44歳)=乳がん
「がん」と宣告されたら「すぐ死ぬ」と思っていたんです。でも2日経っても「死んでないやん」ってなって(笑)。「じゃ、悩んでもしょうがない。悩んでいるのを見ている人もしんどいだろう」と思って、そこから頭を「治療」に切り替えました。
左胸のしこりが手に触れたのは2022年の夏。子供が2歳で、授乳が終わるか終わらないかぐらいのときだったので、「乳腺炎かな」と思いました。何度か経験があり、しばらくすれば消えるだろうと思っていたのです。でも半年経っても消えず、むしろ大きくなっていたため、「もしかして……」と乳がんを疑い始め、ドキドキしながらかかりつけ医を受診しました。
午前中の触診では「乳腺の腫れだと思う」と言われたのですが、エコー検査をしてみると先生の様子が変わり、「ちょっと怪しい」ということになりました。「午後にマンモグラフィーをしましょう」と勧められ、いったん家に帰されたとき、「また行くってことはそうなんやな」と、ある程度覚悟しました。
マンモグラフィー検査で「乳がんがほぼ確定」となり、大きな病院で精密検査をすることになりました。「うわぁ~」と思い、家に帰って子供の顔を見ながら泣きました。