子供の顔を見ながら泣きました…お笑い芸人の植山由美子さん乳がんを語る
照射の時間はわずか1分ぐらいですが、そのために平日は毎日病院に通わなくちゃならないのが面倒でした。並ぶ患者の顔ぶれもだいたい毎日同じで、いつしかおいしいごはん屋さんの情報交換などをするようになりました。放射線は痛みがないし、みんな明るくて、その頃には、がんのイメージはだいぶ変わりました。
■常に10種類以上の薬が処方されている
現在はホルモンを止める薬を飲んでいます。このがんは、女性ホルモンをエサとして増殖するらしいので、それが出ないように止めたり、サイクルを狂わせる薬を飲むのです。
この薬にはお腹を壊す副作用があって、いつギュルギュルするか予測がつかないのが問題で、仕事復帰に二の足を踏む人が多いそうです。だから、そのためのお薬もあるんです。薬を飲むための薬が必要になるので、薬の量がどんどん増える感じです。
私の場合、10年飲むホルモンの薬、2年飲むホルモンの薬、お腹が壊れたときの薬、痛みがあるときの薬、便秘になったときの薬……と常に10種類以上の薬が処方されていて、症状によって自分で選んで飲むんです。薬の種類や量を間違えないようにしなければならないので、メモ書きがすごいことになっています。