皮膚を見れば病気が分かる(4)手指の関節の赤みから皮膚筋炎と大腸がんが見つかった

公開日: 更新日:

 皮膚筋炎によって生じる代表的な皮膚の症状に、「ヘリオトロープ疹」がある。上まぶたが赤く腫れ上がるのが特徴で、片目あるいは両目に生じる。ほかにも手指の関節背面や爪の周囲に、ピンク色のカサカサと盛り上がった紅斑が見られる「ゴットロン丘疹」も生じやすく、どちらも痒みを伴いやすい。

「デルマドロームは、内臓疾患が持続する限り自然消滅するケースはなく、皮膚病変によっては一度変化してしまった皮膚の状態を戻すのも難しい。ですが、自己免疫が原因となる皮膚筋炎であれば、免疫抑制剤やステロイドの服薬で、皮膚の症状を抑えられます。普段と違った皮膚トラブルに悩んでいたら、一度皮膚科で診てもらうことをおすすめします」 (おわり)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中丸雄一の密会騒動“体の関係ナシ”で謹慎?アダとなった“旧ジャニーズ随一”お茶の間好感度の高さ

  2. 2

    来年引退決断の柔道ウルフ・アロン「『心残りはある』って言ってしまったんですけど、『やっぱりねえな』と(笑)」

  3. 3

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  4. 4

    「建築界のノーベル賞」受賞の権威が大阪万博をバッサリ!“350億円リング”「犯罪だと思う」

  5. 5

    寛解直前で数値が上昇…タレントの山本量子さん語るがんとの闘い

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    「海のはじまり」は地に落ちたフジ月9の象徴か…TVコラムニストが薦める意外な視聴者層

  3. 8

    高野連を直撃「甲子園でリクエスト制度なぜ導入されず?」

  4. 9

    大阪万博はうっすらウンコ臭い? “腐った卵”硫化水素が流出も「対策これから」の体たらく

  5. 10

    これも防災対策のひとつ? 「ソーラー充電器」は買っても秘密にしておけ