新型コロナと手足口病は減少傾向も…東京、大阪、神奈川で「結核」が目立つ

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 20代女性の感染流行が話題の「梅毒」は、新規感染報告件数が新たに134件(前年同期168件)増えて、今年の累計数8870件(同9482件)となった。前年同期比では大幅減となっており、感染が頭打ちになっている。

 アフリカで毒性の強い変異種が猛威を振るい、世界保健機構(WHO)が緊急事態宣言を発した「エムポックス」は、新たな報告は0件で、累計報告件数15件に留まっている。

 一方、「後天性免疫不全症候群(HIV)」は新たに7件(同9件)増えて累計報告件数は627件(同609件)と前年に比べて増加している。

 梅毒の減少について「プライベートケアクリニック東京」新宿院の尾上泰彦院長はこう解説する。

「梅毒の減少はマスコミを通じた梅毒感染流行の情報が抑止力になったのだろうと思います。これに物価を反映した実質賃金26カ月マイナスという懐事情も加わり、夜遊びする中年男性と若い女性が減ったのではないか。エムポックスについては、性産業従事者の間でワクチン接種希望が増えていることが感染拡大阻止につながっているのかもしれない」

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