10月の薄暮に急増…交通事故に注意したい「目」の病気

公開日: 更新日:

 日没が早まるこれからの季節は、夕方の運転や歩行に特に気をつけたい。交通死亡事故は日没時刻の前後1時間の「薄暮」の時間帯に集中しており、10~12月に急増する。特にある種の目の病気を抱える人は要注意だという。「自由が丘清澤眼科」(東京・目黒区)の清澤源弘院長に聞いた。

 警察庁がまとめた令和元(2019)年~5(2023)年における交通事故発生状況によると、17~19時台の薄暮の時間帯に集中しており、10~12月が多かった。

 興味深いのは、交通事故死は薄暮の時間帯では「自動車対歩行者」の割合が急増することだ。しかも、「薄暮時間帯における『自動車対歩行者』死亡事故類型別件数」(令和元~5年)によると、死亡事故の8割は横断中に起きており、その7割が横断歩道以外の道路での横断で発生していた。死亡した歩行者の多くは高齢者だった。

 原因は10月以降、薄暮の時間帯にドライバーや歩行者などの目が慣れないうちに暗くなり、歩行者や車が見えづらくなるからだ。なぜ薄暮だと見えづらいのか?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及