整形外科医が教える体メンテナンス(2)肩こりはマッサージでは治らない

公開日: 更新日:

 また、同じ姿勢を長時間続けたり、筋肉に負担がかかる姿勢(猫背や前かがみなど)でパソコンやスマホを使ったりするのもリスク要因。日本リカバリー協会の調査でも、デスクワークを7時間以上、スマホを1時間以上使用すると首筋や肩のこりを感じるようになると報告されており、連続使用を避けることが予防につながります。

 スマホやパソコン操作時の姿勢が原因とされる“ストレートネック”は、肩こりの原因ともいわれていますが、冲永医師によると、ストレートネックの医学的定義はまだ定まっていないそうです。

「人間の首の骨(頚椎)はC字形にカーブしているのが自然ですが、それがまっすぐになった状態をイメージしてこう呼んでいます。この状態はレントゲン検査をしないと確認できません」

「肩こりは、原因を見つけて適切な治療をすることで改善できます。例えば、高血圧が関連する肩こりは血圧の治療でよくなることが多いのです。パソコンやスマホ使用が原因ならば、操作の合間に首や肩を動かす体操が効果的です」(冲永修二医師)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

  2. 2

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  3. 3

    自民58議席減・自公で過半数割れの衝撃!政治評論家・野上忠興氏が予想【表あり】=衆院選公示

  4. 4

    藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的

  5. 5

    百田尚樹氏vs飯山陽氏 “日本保守党ドロドロ内紛”の船出…4月補選の蜜月はどこへ?

  1. 6

    自民裏金議員「落選濃厚」20人リスト…非公認6人+比例重複なし14人が“ドボン”の瀬戸際

  2. 7

    森保Jで世代交代が急加速!主将・遠藤航、最年長の長友佑都、豪州戦OG谷口彰悟は次回召集外か

  3. 8

    「カネさえあれば…」はもう古い! 今どきの女性が絶対譲れない“結婚の条件”

  4. 9

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  5. 10

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》