「緑内障」は白内障のように手術で治せるのか?

公開日: 更新日:

「緑内障」は早い段階で適切な治療を始めれば、生活に必要な視力を最後まで維持することができます。いかに早く見つけるかが明暗を分けるのです。

 では緑内障の治療とはどんなものなのか。その答えは点眼薬です。「白内障のように手術で治すんじゃないのか」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

 残念ながらいまの医学では緑内障を治すことはできません。緑内障の手術もありますが、その目的は点眼薬と同じように「治す」「元に戻す」ではなく「進行を遅らせる」ということになります。 

 日々決められた回数の目薬をきちんと点眼する。その繰り返しです。ところが、初期や中期の緑内障の患者さんはまだ「視野が欠けている」という自覚がない。そのせいで「緑内障」と診断され、点眼薬を処方されてもピンとこずに、途中で治療を中断してしまう人も少なくありません。

 せっかく早期発見できたのに、それはとてももったいないこと。診断されたなら、その日からは毎日必ず点眼薬を使用するようにしましょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし

  2. 2

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    松本人志「文春裁判」電撃取り下げも待つのはイバラの道…“白旗復帰”画策にも視聴者・スポンサー・制作側から総スカン

  2. 7

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 8

    2位「ライオンの隠れ家」、1位「わたしの宝物」を抜く勢い! 坂東龍汰が名作映画ファンの“批判”も封じた

  4. 9

    横綱照ノ富士が「引退できないジレンマ」から解放される日…在位20場所で12回目休場の崖っぷち

  5. 10

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実