チャットワーク創業者 山本敏行氏(1)ユニコーン企業創出を目指しエンジェル投資家を育成

公開日: 更新日:

「彼が18歳の時に知り合いました。大学生向けの僕の講演会に高校生で唯一参加していたんです」

 大阪桐蔭では2人ともかなりの異端児だったようだ。戸村氏は親や教師の猛反対を振り切り卒業後、自身で資金を貯め渡米。一方、山本氏は高3の時、同級生から「犯罪者」というアダ名で呼ばれていた。その理由は当時、高校生らしからぬ収入を得ていたからだ。それはインターネットとの出合いから始まった。

 ゲームオタクの弟がパソコンをいじっているのを見て、「なんや、それ」と聞くと、世界中の人たちと情報交換ができるという。山本氏はまだ、パソコンをやったことがなかった。インターネットの掲示板には、ちょっとした儲けにつながりそうなものもあった。弟が新しいパソコンを親に買ってもらったのを機に、そのお古をもらうことになった。

「なんで僕が弟のお下がりなんやと文句を言うと、父親は『世の中を動かしているのはオタクなんや』と。どっちに投資したほうがいいかとなれば、答えはおのずと決まってくる。妙に納得したのを覚えています」

 インターネットを始めた山本氏が最初に目をつけたのは「売ります買います掲示板」。オンライン上のフリーマーケットだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる