ルール破りは安倍元首相仕込み? 高市早苗氏が自民党総裁選“紳士協定”ガン無視で文書送付
12日告示の自民党総裁選(27日投開票)に出馬表明した高市早苗経済安全保障担当相(63)が、政策を訴えるリーフレットを党員らに送付していたことが発覚し、党内で波紋が広がっている。
同党は今月3日に開いた総裁選挙管理委員会で、「カネのかからない総裁選」を掲げて禁止事項を決定したばかり。政策パンフレットの郵送や自動音声(オートコール)による電話作戦、書籍や色紙などの物品配布、都道府県連による特定候補の支援など8つの行為だ。
問題視されている高市氏のリーフレットは「国政報告レポート」とあるものの、内容は「『令和の省庁再編』に挑戦」「今を生きる日本人と次世代への責任を果たす」などと、総裁選の出馬表明の会見で掲げた政策と酷似していることから、他陣営から「ずるいことはやめるべきだ」といった声が上がっているのだ。
これに対し、高市氏は記者団に「ほとんどは(禁止前の)8月中に郵送作業を終えている」として「全く違反行為にはならない」と説明しているという。
■禁止事項には違反した場合の罰則規定はない