元G柿沢が窃盗で逮捕 プロ野球選手の不祥事“問題の深層”
元巨人の柿沢貴裕外野手が同僚の野球用具を盗み、中古買い取り専門店に売却していたとして同球団から契約を解除され、8日に窃盗容疑で逮捕された。一部報道によると、同外野手の推定年俸は500万円だが、高級外車の維持などに費用がかさみ、消費者金融から借金するほど生活費に困窮していたという。
天下のプロ野球選手にしてはあまりにお粗末で矮小な悪事だが、最近の球界ではこの種の問題が相次いでいる。つい先月はロッテの大嶺翔太内野手が同じく借金がらみのトラブルで引退(彼はドラフト指名された直後にも未成年飲酒喫煙で補導されている)。また、巨人の篠原慎平投手と河野元貴捕手が飲食店の個室で裸になり、その様子を動画で撮影してSNSに発信するという、あまりに低俗な愚行が発覚した。
振り返ると昨年もそうだった。免停中に車を運転して事故を起こした選手、シーズン中に泥酔して暴力沙汰を起こした選手など、覚醒剤や野球賭博ほどのインパクトはないものの、だからこそ余計に情けなさを感じてしまうチンピラ風情の愚かな不祥事が続出した。