代表キャップ2で初G 阪口萌乃の“ビックリ”がまた見たい

公開日: 更新日:

「イメージ通りにいき過ぎてビックリしました」

 そう言って代表初ゴールに照れ笑いするのは阪口萌乃(アルビレックス新潟レディース)だ。

 26日(現地時間)に米国、ブラジル、オーストラリアと戦う「4カ国対抗」がカンザスシティーで開幕した。初戦の米国戦で日本は2―4で完敗を喫したのだが、貴重な2ゴールのうちのひとつを決めた阪口は、この日が「代表キャップ2」という新鮮素材である。

 しかも、ボランチが本業の彼女は初めて左サイドバックを担うことになった。当然プレーしながら「守備」を体得していくことになった。ぜいたくにも世界ランク1位の米国が練習台というわけだ。

「2歩目、3歩目がすごく速いんです。『なんだこりゃ!』ってビックリですよ」と初めて接する世界のトップレベルに圧倒された。それでも状況を見極め、わずかな隙を見つけて鋭く<差していく>ことを繰り返した。

 悔やみきれない失点もあり、それは初ゴールの喜びをしのぐほど。しかし、あの米国のスピードを落とさせる――という大役を完璧にこなす場面もあったではないか!

 また一人、まっさらな選手が現れた。驚くことばかりだったピッチで阪口は、周りを驚かせるプレーを見せた。

 次はどんな“ビックリ”を運んできてくれるだろうか。

(フォトジャーナリスト・早草紀子)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 2

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”

  3. 3

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  4. 4

    ブレイキンの意外な金銭事情…トップはどれだけ稼ぐ? 国際大会V賞金、スポンサー料、指導料は?

  5. 5

    悠仁さま受験勉強しない夏休みで気になる「本当の学力」…“高校で異例の成績”報道も

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    吉永小百合(4)多忙で激しい青春を送りながら、恋に目覚め、恋に落ちる、普通の女性でもあった。会員限定記事

  4. 9

    「トドみたい」発言で炎上の和田アキ子はナゼ"ご意見番の大御所"に上り詰めた? 本業は歌手なのに…

  5. 10

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情