著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断期間に揺れるJリーグを緊急探訪【磐田】

公開日: 更新日:

「Jリーグと話し合いながら対策を講じていきます」とクラブ関係者も語ったが、2018年度は6億3800万円だった入場料収入の大幅減は必至だろう。スポンサー収入に関しても、18年度は18億6900万円を計上していたが、オフィシャルスポンサーのヤマハ発動機が3月下旬以降、静岡県内工場でのバイク生産を一時的ストップ。その他にもコロナの影響を受ける企業があり、同規模の収入を得られるとは限らない。

 18年度は37億4500万円の売上高を確保し、10年連続の黒字を達成するなど、堅調だったクラブ運営に暗雲が漂う可能性もあるだけに、再開後はチームが勝ち続け、活気が出る方向に持っていく必要がある。

「我々はハードな練習を続けていく。毎週末に練習試合を組んでいるが、ここからは強豪との試合の約束を取り付けています。このサイクルはシーズンが始まっているのと同じ。通常通りの動きで再開に備えます」(フベロ監督)

 公式戦延期が最初に決まった時、3月2~8日に8連休を宣言した指揮官のマネージメントは他チームを驚かせたが、延期が繰り返されている今となっては、プラスに働いたかも知れない。

 4月にスパートをかけた強化が、果たして好結果をもたらすのか? 名門復活は叶うのか? 小川のブレークや東京五輪の年齢制限問題も含め、今後の動向を興味深くウォッチしていきたい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方