小池知事よこしまな思惑 宣言“期間設定”背景にバッハ会長

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 延長しても来月16日までで十分なのか。政府分科会の尾身会長は「個人的には最低3週間は必要だと思う」と言っているのだが、そこには東京五輪絡みのよこしまな思惑がありそうだ。IOCのバッハ会長が来月17、18日の日程で来日予定なのだ。

■IOCバッハ会長来日を意識?

 初日は広島で聖火リレーの式典に出席し、2日目は東京で菅首相や橋本大会組織委員会会長、小池都知事らとの面会が調整されている。

 つまり、バッハ会長の来日までに宣言を解除したいということなのだろう。

 この期に及んで五輪優先。聖火リレー開始に合わせて前回の宣言を解除し、リバウンドを招いた愚を繰り返すのか。

 昭和大学医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)が言う。

「バッハ会長が来日する時には、感染を最も抑え込めている状態にしたいという意向がありそうですね。来日を意識して宣言期間の終わりを決めようとしているのでしょうか。スタートは早い方がいい。遅れれば、変異ウイルスの感染拡大は大阪のようになってしまいかねません。医療体制も第3波後の立て直しがまだできていませんから、東京もすぐに逼迫してしまう。一日も早く、より厳しい対策を取るべきだと思います」

 相変わらずの五輪ファーストでは変異株は抑え込めない。

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