インド五輪委が組織委にケチ 居丈高増長の陰にIOCの傲慢
組織委員会がそうした国の基準に従うのは当たり前。IOAが「差別だ不公平だ」と主張しようが、そこを緩めたら何の対策にもならないことは言うまでもないだろう。
とはいえ、親分のIOC(国際オリンピック委員会)からして居丈高なのだから、“末端”のIOAが増長するのも無理はない。IOC最古参のパウンド委員が「アルマゲドンでもない限り、五輪は開催する」と言えば、コーツ副会長も「五輪後に感染拡大した場合の責任? それは日本や東京都にある」と発言。バッハ会長も「開催には犠牲が必要」(後に「日本国民に向けてではない」と釈明)と、散々国民の神経を逆なでしてきた。五輪の御旗を押し出せば、何でも許されると思っているのだ。
組織委員会がいくら行動制限を叫ぼうが、五輪貴族たちが夜の東京で乱痴気騒ぎをするのは止められそうにない。