阪神ついに首位陥落…マルテ一軍昇格問題も燻りピリピリ、さらなる低迷の火種に

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 ついに首位から陥落した。

 29日の広島戦に敗れた阪神はこの日、2位巨人、3位ヤクルトがともに勝ったため、4月4日から守り続けた首位の座を巨人に明け渡し、3位に転落した。

 その阪神は、二軍調整中の助っ人の一軍昇格問題を巡ってピリピリしているという。

 前半戦終了後の東京五輪開催に伴う中断期間に一時帰国したマルテは、7月25日に再来日したが、入国後の自主隔離期間もあり、8月13日の後半戦開幕に間に合わなかった。

 そこで矢野監督は二軍で調整していたロハス・ジュニアを代役として起用。前半戦は17試合出場で51打数5安打、打率.098、1本塁打、3打点とからっきしだったが、後半戦は打率3割以上、4本塁打をマークするなど絶好調。この日の広島戦は前日の試合に続いて3番で起用され、無安打も、簡単に外せない状況になっている。阪神OBが言う。

「マルテは自主隔離が解け、二軍で少し調整したら一軍に上がれるものだと思っていたようです。二軍では打率5割に迫るなど、振れていましたしね。しかし、ロハスが予想外によく打っているため、なかなか声がかからない。出来高契約の数字にも絡んでくるので、自身のSNSでは、一軍に上がれないことに不満を漏らしています」

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