「デートがあるから早く終わらせて」と頼むと桑田真澄は「任せてください」とニヤリ
桑田の“超早投球”のおかげもあって、91年1月に挙げた私の結婚式2次会の際も、槙原と宮本がその場を仕切ってくれた。桑田はみんなと連れ立って夜の繁華街に繰り出すタイプではなかったが、飲んで歌って騒ぐ宮本らを遠巻きに見ながら、静かに飲んでいた印象だ。
移籍1年目の89年に話を戻そう。思い出すのは、今も語り継がれる近鉄とのあの日本シリーズである。(つづく)