中日投手陣ビジター防御率は4.50…“内弁慶”の原因はハッキリしている
立浪和義新監督(52)を迎えた中日がまずまずのスタートを切った。12試合を終えて6勝6敗。開幕ダッシュはするに越したことはないが、欲張る必要はない。無理はせず、前半戦は勝率5割をキープしていこうと戦っていけば、後半戦で必ずチャンスはくる。
7日現在(以下数字は同)、チーム打率.239と今季も打線は低調とはいえ、主に3番で起用されているドラフト2位新人の鵜飼航丞(22)、5番の阿部寿樹(32)、6番の木下拓哉(30)、7番の石川昂弥(20)が並ぶ打線は昨年に比べたら怖さがある。
この4人は中日の日本人選手では数少ない長打を期待できる選手で、実際に相手投手に「当たればまずい」と重圧を与えられるスイングをしている。
5日のヤクルト戦でプロ3年目にして待望の初本塁打を放った石川の打率は.171。立浪監督にはこのまま使い続けて欲しい。今の段階で確実性など求めたら、長距離砲としての石川の資質は花開かない。監督は我慢も仕事のうちである。
我慢といえば、中日自慢の投手陣にも同じことが言える。昨季のチーム防御率はリーグトップの3.22。しかし、“内弁慶”だ。