巨人は今オフ助っ人大量粛清! 総勢9人抱えるも円安・ドル高で想定外のコスト上昇
外国為替市場では「円安・ドル高」が急速に進み、物価高が家計を直撃しているが、球界も例外ではない。長引くコロナ禍の影響で、ただでさえ苦しいプロ野球の球団経営が、「円安」に圧迫されているという。
「影響があるのは、主に外国人選手の年俸です」とある球団の関係者がこう嘆く。
■想定を超える1人3000万円以上の誤差
「例えば、新たに外国人と契約を結んだ昨年12月に1ドル=114円台だった円相場は、今月には137円台と20円以上も円安が進行している。助っ人の年俸は円ではなく、12分割してドル建てで支払われるケースがほとんど。昨オフの契約時点よりドル高がかなり進み、選手によっては2000万円から3000万円以上も上がっている。当たり前ですが、特に年俸のベースが高い選手ほど誤差が大きい。当然、球団が想定していた総予算をオーバーしてしまうため、幹部が『来季は外国人補強をやめて純国産で戦おう』なんて本気とも冗談ともつかないことを言う球団もあるそうです」
総勢9人の助っ人を抱える巨人も頭を抱えているともっぱらだ。
今季加入した投手は、先発のシューメーカーとアンドリース、緊急補強した中継ぎクロールの3人。野手ではポランコとウォーカーの2人で計5選手だ。