エンゼルス大谷はMVP争いでジャッジにリード許すも…現地が予想する“オフの金満場外戦”
エンゼルス・大谷翔平(28)はア・リーグMVP争いから後退したのかどうか。
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)が日本時間19日のブルワーズ戦で今季11度目のマルチ本塁打となる58号、59号を放ち、1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)がマークしたア・リーグ記録の61本にあと2本と迫った。これで史上初の投打での規定数到達を目前としている大谷を一歩リードしたという声もある。
全米野球記者協会(BBWAA)会員による投票はポストシーズン開幕前に締め切られるが、ジャッジ、大谷のどちらが最高の栄誉を手にしても、2人による争いはシーズン終了後までもつれそうだ。オフには市場価値で争うことになりそうだからだ。
今季終了後、FAになるジャッジは今年4月、ヤンキースから提示された7年2億1350万ドル(約305億9000万円)を拒否。今オフのFA市場を見据えて長期契約を避け、年俸約27億2500万円で契約した。 ジャッジを巡ってはヤンキース残留の他、メッツ、カブス、ジャイアンツといった資金力のある球団が関心を寄せているといわれ、18日付の米野球サイト「ブリーチャーリポート」は、金満球団による争奪戦に発展すれば、3億ドル(約430億円)規模の契約になると予想している。