元ロッテ村田兆治容疑者 羽田空港で暴行逮捕…引退後もあちこちで目立った傍若無人ぶり

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 羽田空港で空港検査員に暴行を働いたとして23日、元ロッテ投手の村田兆治容疑者(72)が警視庁に逮捕された。保安検査場で金属探知機に何度も引っかかったことに腹を立て、右手で女性検査員の肩を強く押したという。

「私を『昭和生まれの明治男』って言う人がいるけれど、気に入っているよ。明治生まれの気骨ってあるでしょ。『そこそこの仕事』という生き方を認めない、職人みたいな頑固さ。それは父親の影響が強いのかな」

 昨年10月、村田は中国新聞の連載で自身のことをこう語っていた。

 現役時代は独特なマサカリ投法で通算215勝をマーク。右肘を故障し、当時は珍しかった靱帯を再建する「トミー・ジョン手術」を受けて見事に復活。多くのファンに感動を与えた。引退後は各地の離島を巡り、野球の普及活動に熱心だったが……。村田の現役時代を知るOBの話。

「野球に関しては人一倍の努力と情熱を傾け、反骨心も強かったが、頑固かつ自己中心的で何事にも手を抜けないところがある。自分にも厳しいが他人にはもっと厳しいタイプ。ある年のオフ、チームの行事として村田さんらと地方へ行き、地元有志らで結成されたチームと草野球をやった。すると村田さんは素人相手にもかかわらず、『俺がムラタだ!』と言わんばかりに、全力で直球とフォークを投げ続けた。当然、相手はバットにかすりもしない。本人はしたり顔でしたが、周囲はドン引きしていました」

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