浅野翔吾も同じ道を? 原監督が14年前に“当たり”引いた「巨人1位・大田泰示」は長期迷走
環境も一因だった。この関係者が続ける。
「次から次へとFA補強などで大物がやってくる中で、なかなかチャンスを得られず、試合に出ても結果を出さなければすぐに二軍落ちというプレッシャーと闘っていた。原監督が去った後、高橋由伸監督時代の16年オフに自由に野球ができる日本ハムにトレードされ、一気にブレーク。
今も巨大補強に頼るという巨人の体質は変わっていない。今オフもFA、外国人を大量補強する見込み。浅野もプレッシャーにさらされる。今ドラフトで指名した支配下の選手は、例年より少ない5人(21、20年は7人)。補強のために支配下枠を圧迫したくないためとも取れます」
高校生野手の1位指名は14年の岡本和真(智弁学園)以来。その岡本和は20、21年と2年連続で本塁打、打点の2冠に輝くなど主砲に成長した。
「伝統ある球団の巨人に指名されてホッとしています」と笑顔で仲間に胴上げされた浅野は、岡本和になるか、大田になるか──。