楽天・浅村「4年20億円」残留は実質減俸? 石井GM兼監督の進退かかる来季Vへ大きな重圧
「実質の減俸でしょう」
楽天OBがこう言うのは20日、4年総額20億円でサインした浅村栄斗(32)のことだ。
今季は、4年契約最終年で、再取得したFA権を行使しなかった。今回の条件は4年前の入団時にメディアが公にした「4年総額20億円」と同額だが、「実際は前回FA時にソフトバンクが提示したとされる『4年総額28億円』に近い契約だったともいわれている。今季は全試合に出場したが、打率.252、27本塁打、86打点。4年間で110本塁打をマークしたものの、週刊誌で『三木谷オーナーから、<コストパフォーマンスに見合っていない>と不興を買っている』と報じられるなど、残留する場合は減俸必至とみられていました」(前出のOB)。
楽天は石井一久GM兼監督(49)が、監督として来季3年目を迎える。今季まで2年連続V逸。来季の成績次第では進退問題が浮上しかねない。
FA組では浅村をはじめ、田中将が3億円減ながら残留し、辛島も残留。球団はコロナ禍で減収に見舞われて資金繰りがカツカツな中、他球団のFA選手には目もくれず、身内に大金を費やした。
中でも浅村は主軸であり、チームの顔。会見では「とにかく監督を胴上げするためにみんな死ぬ気でやると思うので頑張りたい」と話したように、来季優勝への期待と重圧はとてつもなく大きい。