ダルビッシュ急転、WBC出場表明の裏側 心変わりの理由は栗山監督の説得だけじゃない

公開日: 更新日:

 メジャーリーガーは来年のWBCに関して、これまで以上に意欲を燃やしている。特に連覇を狙う米国は主将を務めるトラウト(エンゼルス)が各球団の主力選手をスカウト。今季MVPのゴールドシュミット、打点王のアレナド(ともにカージナルス)、18年のMVPのベッツ(ドジャース)が出場。投手も今季15勝のウェブ(ジャイアンツ)、12勝のコルテス(ヤンキース)、リリーフにしても33セーブでワールドシリーズ制覇に貢献したプレスリー(アストロズ)らが参戦する。

 これまでは開幕直前にケガでもされたらかなわないと、球団が水面下で主力選手の出場にブレーキを踏んでいたが、それが難しくなった。主催のMLBにこれまで以上に収益を上げたい思惑があるためだ。

 メジャー全体にWBCを盛り上げようという機運があるところにもってきて、ダルの球団内部での立ち位置が揺るぎないものになっていることも見逃せない。

 今季は16勝8敗、防御率3.10。チームのエースとしてプレーオフ進出、リーグ優勝決定戦進出に大きく貢献した。チームの大黒柱のダルが、出たいと言えば出やすい状況なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ

  3. 3

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  1. 6

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  2. 7

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  3. 8

    堂本剛、松本潤、中山優馬…そして「HiHi Jets」髙橋優斗の退所でファンが迎えるジャニーズの終焉

  4. 9

    「光る君へ」一条天皇→「無能の鷹」ひ弱見え男子…塩野瑛久は柄本佑を超える“色っぽい男”になれる逸材

  5. 10

    虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る