阪神史上初・杉山オーナー就任から始まる“阪急イズム”の注入…「現球団幹部の総退陣」もあるぞ!

公開日: 更新日:

歴代社長が受けた“お叱り”

 実際、直近の球団社長は何か問題が起きるたびに、阪急側から“お叱り”を受けたという。関西の球界OBが言う。

「揚塩健治前球団社長時代の20年には、コロナ禍にもかかわらず藤浪ら大量の選手が合コンに参加して集団感染。シーズン中も多くの選手が遠征先で禁止されていた外食をする規律違反が続出した。これに阪急阪神HDの角会長が『けじめをつけさせる』と激怒。今回オーナーに就任した杉山社長に内部調査を指示する事態に発展した。結果、揚塩社長はその責任を取らされる形で辞任。今回のオーナー交代の引き金になったようだ」

 現任の百北幸司球団社長も阪急側から目をつけられたことがあったとか。

矢野燿大前監督によるキャンプイン直前の電撃退任発表に始まり、今季は開幕から17戦1勝と低迷。そんな中、矢野監督は4月15日の巨人戦後のテレビ会見で、『波』と大きく書かれた色紙を取り出し、一方的に信仰がかった講釈を垂れたことが大きな波紋を呼んだ。球団内でもこの言動を疑問視する声が上がる中、百北社長は阪急側から『みっともないことをさせるな』などと注意されたそうです」(同)

 球団周辺では「オーナーだけでなく、社長以下の球団幹部も近々、交代するのでは」と囁かれているという。“阪急イズム”の注入が来季、18年ぶりの戴冠の契機となればいいが。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」