巨人「阪神投手陣アレルギー」ベンチも選手も深刻…3勝7敗と大きく負け越している要因
タテジマを相手にするといつもこうだ。
2日の阪神戦に引き分けた巨人は、完封負けを食らった前日に続いてこの日も5安打2得点と打線が沈黙。延長十二回に1死一、二塁とサヨナラの絶好機をつかみながら、代打のウォーカーと中田翔が連続三振に打ち取られた。
1勝1敗1分けに終わったこの3連戦で奪った得点はわずかに4で、セ・リーグ2位のチーム打率.250を誇る強力打線が、どういうわけか阪神投手陣には手も足も出ない“ダルマさん状態”に陥るのだ。
「阪神のチーム防御率はリーグトップの2.74。投手力がウリのチームだから、そう簡単に攻略できないとはいえ、巨人の阪神戦チーム打率.199は極端過ぎます。援護が期待できない巨人の投手陣は、それだけで登板前からプレッシャーがかかる。前日は7回2安打1失点の菅野が負け投手になった。投手はたまりませんよ。この日の阪神先発の才木、前日の伊藤将と同じ投手に同じようにやられていますから、選手の苦手意識はもちろんのこと、ベンチも攻略への明確な指示ができていないように見えます。伊藤将には昨年から5連敗で、2年間計40イニングでたった1点しか取れていない。阪神戦になると巨人のスコアラーもいつも以上にピリピリしています」(セ球団スコアラー)