巨人に高卒外野手が定着しない“負の歴史”…ドラ1浅野を生かすも殺すも原監督の我慢次第

公開日: 更新日:

 巨人ドラフト1位ルーキーの浅野翔吾(18)が7日、プロ初昇格を果たし、一軍に合流した。

 試合前のフリー打撃では68スイングで19本のサク越え。「今日はあまり緊張せずに、いい感じでバッティングもできていた」と好感触で試合に備えたものの、即スタメンとはならなかった。原監督は代走など途中出場での起用を示唆していた。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。

「高卒ルーキーだから、いきなり先発では使わない、みたいな暗黙の決まりがあるなら、直ちに取っ払ってもらいたい。そんなに状態がいいなら、思い切ってスタメンで使って欲しかった。OBとしてもドラ1浅野は楽しみな選手。昨夏の甲子園で活躍した注目選手でスター候補。ファンも先発出場する姿が見たかったでしょう。一軍の雰囲気を経験させるというが、積極的に起用してこそ、昇格させた意味がある」

 原監督も「将来巨人を背負って立つ選手であることは間違いない」と太鼓判を押す。外野陣は34歳の丸を筆頭にベテランが多く、補強ポイントだった。今後、浅野がレギュラーを奪うチャンスはあるものの、高卒の外野手がなかなか定着しないのも巨人である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ