阪神に「筒香待望論」噴出!首位ターンに冷静装う岡田監督の本心は得点力不足にイライラ
「なしや言うてんねん」
15日の中日戦、延長戦の末に敗れた阪神の岡田彰布監督(65)はこう言って報道陣を制し、取材を拒否した。
前半戦は貯金11で首位ターン。岡田監督は前半戦総括の際、「長期ロードを乗り切って、勝負は甲子園に戻ってから」と言った。冷静に先を見据えているように見えるが、時に報道陣に声を荒らげるなど内心は今のチーム状況にイライラを募らせているようだ。
最大の課題は得点力不足の解消だ。リードオフマンの近本が7月上旬に右肋骨骨折でリタイアしたこともあり、7月は13試合でチーム打率.208、6本塁打。完封負けは3度を数え、1試合平均得点は2.38にとどまっている。
阪神OBが言う。
「近本は早期復帰に向けて調整を進めていますが、中軸を担う佐藤輝、ノイジー、ミエセスが揃って不振なのが痛い。3番、5番、6番が機能しないため打線が分断されている。若手の森下や前川が健闘していることもあり、岡田監督は後半戦、助っ人抜きの純国産打線で臨むプランも温めている。しかし貧打を解消するには、一発長打を打てる野手を補強をするか、佐藤輝ら本来打つべき選手が調子を上げるしかない。球宴に多数の選手が出場し、十分な休養が取れないことにも頭を痛めています」