佐々木麟太郎はU18日本代表「辞退」ではなく「落選」…野手三羽ガラス全員が“選外”のウラ側
徹底した勝利至上主義、知名度や話題性は関係なし
投手はどうか。今大会からは、沖縄尚学の東恩納蒼(右左)、徳島商の森煌誠(右右)らが選ばれたという。
「東恩納は春からかなり成長しているそうで、森はフォークがいい。あと、甲子園には出ていませんけど、山形中央の二刀流・武田陸玖(左左)もメンバー入り。俊足でバッティングもいいので、本人は外野手もやりたい意向だそうです」(前出のアマチュア担当記者)
それにしても、麟太郎を含む話題の「三羽ガラス」がそろって落選。テレビ局や侍ジャパンのスポンサーが、選考に口をはさむようなことはなかったのか。
前出の放送関係者がこう言う。
「それはありません。選考は代表チームの指揮を執る明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督を中心に野球関係者だけが、世界大会の大舞台で勝つことを最優先して行ったといいますから。知名度や話題性の有無は一切、関係なし。勝つ確率の高いチームをつくるうえで、必要不可欠な選手を選んだそうです。今回から九回でなく七回制にルールが変わり、攻守ともこれまで以上に細かい野球が求められるようになった。それだけに、かなりシビアな選考をしたと聞きました」
代表メンバーは23日の決勝後、東京に移動して合宿がスタート。28日の大学日本代表との壮行試合を経て、31日から台湾で行われるU18ベースボールワールドカップに臨む──。