大阪桐蔭・前田悠伍のスカウト評価が真っ二つ…左膝“粉砕”死球後、悠々キャッチボールの波紋
鈍い音が球場に響き、打者はのたうち回りながら悶絶した。
31日に開幕するU18ベースボールワールドカップに向け、高校野球日本代表が合宿を行っている。28日は大学日本代表チームとの壮行試合を開催。エースナンバー「18」をつけて先発する前田悠伍(大阪桐蔭)だが、25日の早大との練習試合で引き起こしたのが冒頭のこの場面だ。
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抑えとして登板した1点リードの七回だった。2人目の打者、早大2年の松江一輝に投じた渾身の直球が左膝の側部に直撃。松江はそのまま数分間動くことができず、メンバーに両脇を抱えられながら退場した。
グラウンドの隅で手当てを受けている際はぐったりと横たわり、「気分が悪くなってきました」「足首を触っても痛みがある」「血が止まっている感じがします」などと症状を訴えていたから、よほどの激痛だったのだろう。試合後、しばらくして到着した救急隊員から担架に乗せられ、救急車で運ばれていった。