ドラフト当日、ライバル球団に出し抜かれた顛末…ある高校生の動向が筒抜けだったワケ

公開日: 更新日:

 数年前のこと。ドラフト直前のこの時期、部長が、オレが担当する神奈川の高校生野手を見たいって言い出したんだ。

 投手と外野手をやってたんだけど、「肩は強いし、ひょっとしたらショートも守れるかもしれない。だから練習を見られるようにセッティングしてくれ」ってね。

 担当のオレから言わせれば、しょせんドラフト4位か5位の下位で指名するクラスの選手。それでも部長が見たいって言うから、ライバル球団の担当スカウトから高校生野手の携帯番号をゲット、放課後にこっそり練習を見られるようにセッティングしたさ。

 当日はグラウンドにオレと部長と高校生野手の3人だけ。部長はこれ幸いと、選手に遠投をやらせるわ、ケージでティー打撃をさせるわ、ベースランニングまでやらせてた。

 ドラフト当日──。その高校生野手は、あろうことか2位でライバル球団が指名した。オレに携帯の番号を教えてくれたスカウトの球団だ。すると会議が終わるなり、部長がすっ飛んできた。

「おまえ、だれから、携帯の番号を聞いた! 自分で調べたんじゃねーのか!」って、ものスゴいけんまくで怒鳴り、オレをにらみつけてる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」