山本由伸の市場価値高騰は大谷とドジャースのおかげ 投手史上最長「12年契約」の可能性浮上
オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す山本由伸(25)の各球団との交渉が続いている。
日本時間15日にはナ・リーグ東地区の強豪フィリーズとロサンゼルス市内で会談した。これでメッツ、ヤンキース、ジャイアンツ、ドジャースとの交渉を済ませ、今後はレッドソックス、ブルージェイズと面談する見込み。15日付の大リーグ公式サイトは、山本の移籍先は先の7球団に絞られたと予想。ヤンキース、メッツの地元紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版)のジョン・ヘイマン記者によると、日本の”サイヤング賞”右腕の争奪戦は「ヤンキースとドジャースが本命」だそうだ。山本は3年連続で沢村賞を獲得するなど、日本での実績に加えて、25歳と若く、長期に渡る活躍が見込めるため、1976年にウェイン・ガーランドがインディアンズ(現ガーディアンズ)と結んだ10年契約を抜いて、投手史上最長の12年契約になる可能性もあるという。
資金力豊富な球団同士による水面下での駆け引きは山本の市場価値高騰を招き、ゲリット・コールが19年にヤンキースと交わした3億2400万ドル(当時約352億円)の投手史上最高額に匹敵する規模になると見込まれている。