ドジャース山本由伸の信頼度はダルビッシュと対照的…急転直下の先発決定は「苦肉の策」
しかも、地区シリーズ第1戦では相手に癖を見抜かれ、球種がバレていたことが発覚。開幕前にも同様に球種が筒抜けだったことが判明し、投手コーチや映像分析の担当者らが一体となってフォームの改良を図ったはずだったが、ポストシーズンに入って再び不安が露呈した。ロバーツ監督は前日会見で「その問題は解決した」と断言したものの、パ軍シルト監督がダルへの絶大な信頼を口にしたのとは対照的に、大一番での起用に尻込みしていた面もあるという。
現地特派員が言う。
「ロバーツ監督は故障でパフォーマンスが低下した由伸に全幅の信頼を置いているわけではありません。エース右腕のグラスノー(右肘腱炎)、ストーン(右肩痛)ら先発投手が万全であれば、由伸をポストシーズンの登録から外し、来季に備えさせたはずです」
大一番での「由伸緊急先発」は、故障者続出に喘いだ今季のドジャースを象徴していると言えそうだ。
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そんな山本には「メジャーワーストクラス」の致命的欠点があり、ポストシーズンに大きな不安を抱えている。いったいどういうことか。山本の「心配なデータ」とは。
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