「1976年の新宿ロフト」平野悠著

公開日: 更新日:

「1976年の新宿ロフト」平野悠著

 まだライブハウスという言葉もなかった1976年10月、「新宿ロフト」が西新宿の小滝橋通りにオープン。以来、日本のロックシーンを引っ張り、その先頭を走る気鋭のミュージシャンらと時代を並走してきた。創業者がその半世紀に及ぶ軌跡を振り返る音楽本。

 1971年、26歳だった著者は、わずか数十枚のレコードをもとに京王線の千歳烏山でジャズスナック「烏山ロフト」を開業。それが全てのはじまりだった。そんな新宿ロフト誕生前夜のエピソードから、いまや伝説として語られている10日間に及ぶオープニングセレモニーの舞台裏、そして新宿ロフトが揺籃(ようらん)期の日本のロックに果たした功績まで。

 アーティストらの豊富なエピソードを交えながらつづる。 (星海社 1540円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    マイナ保険証の“ウソ”また発覚!保険証廃止後に「資格確認書」はプッシュ送付されない?

  2. 2

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  3. 3

    甲子園初戦全カード勝敗予想!吉田輝星の弟を擁する金足農、センバツVエース離脱の健大高崎は?

  4. 4

    大谷はシーズン終盤イライラ募りそう…左右両エース復帰もポストシーズンへ「不安データ」

  5. 5

    悪夢なら覚めてくれ…綾瀬はるかファンを襲った“衝撃”

  1. 6

    セ・リーグ本塁打王の大本命は誰?ヤクルト村上宗隆でも、巨人岡本和真でもない「第3の男」

  2. 7

    綾瀬はるか&ジェシー"11歳差熱愛報道"でくすぶる懸念…ファンの怒りが綾瀬のCMに向かう恐れも

  3. 8

    フワちゃん引退危機? やす子「とっても悲しい」投稿でファンも《フォロー外す》とドン引き

  4. 9

    フワちゃん機中の問題行動を暴露され大炎上! "次に消えるタレント"が…しぶとくサバイブのなぜ

  5. 10

    球審のジャッジも厳しい印象…いよいよ強まってきた大谷の「2年連続本塁打王」への風当たり