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吉川圭三映像プロデューサー

1957年、東京都生まれ。82年日本テレビ入局。「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」などを手掛ける。現在、ドワンゴのエグゼクティブプロデューサー、早稲田大学表現工学科講師を務める。著書に「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」(小学館)、「全力でアナウンサーしています。」(文藝春秋)がある。

日本の女子アナは「メディア露出が多い会社員」という現実

公開日: 更新日:

「Yahoo!」のトップ項目に世界のニュースと並んで「△△アナが結婚」と上位項目に出るようになって久しい。婚約、妊娠・第2子出産などの記事も散見され、お笑い芸人やミュージシャンとの交際・密会などの現場が週刊誌に掲載されようものなら真っ先に載ることが多くなった。

 女子アナと言っても、テレビ局の女性社員である。日本に住む私のイギリス人の友人は、日本のトピックをとても奇異だと言っていたが、あえてこの現象を分析するとこんなことだろうと思う。

不倫などのスクープの代償は重く、CM出演収入などに重大な影響を及ぼすため、各芸能事務所のガードがかなり堅くなり芸能人のスクープが難しくなった

②芸能事務所と大手出版社との折衝(所属タレントのグラビア写真掲載など)で未然にスクープの揉み消しができるようになった

③テレビ局の女子アナがタレント顔負けの容姿を基準に選ばれるようになった(女子アナのアイドル化現象)

④タレントと違い、女子アナの私生活を撮影するのは容易である

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