治療遅れはQOL直結 頭頚部がん早期発見に5つの必須サイン

公開日: 更新日:

(5)その他の要注意の症状

 舌の縁などにできた口内炎が2~3週間経っても治らず、出血を伴う。硬いしこりや痛みがある。これらは、舌がんが考えられる。さらに、片方だけの鼻詰まりや鼻血も、上顎がんや上咽頭がんなどが疑われ、詳しい検査が求められる。

 頭頚部がんは、ある程度「なりやすい人」がはっきりしている。

「長年における毎日の食生活の結果として発症するケースが極めて多いのが特徴です」

 リスク因子をどれだけ抱えているかを知ることは、頭頚部外科の早期発見や予防にも役立つ。

「具体的にはまず、長期間の飲酒や喫煙(受動喫煙も含む)。熱い食品や刺激食を日常的に摂取している人も要注意です。次に、義歯が合わなくて舌を刺激し、それが原因になって舌がんを発症しているケースは極めて多く見られます」

 さらに、貧血だ。鉄分が不足して生じる貧血は、舌や咽頭粘膜の修復機能に影響を及ぼすといわれ、特に女性では、下咽頭がんの発症因子になる。

 あなたはどうだろう?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット