手治療の専門家 ばね指・腱鞘炎は仕事しながらでも治せる

公開日: 更新日:

 ばね指や腱鞘炎に悩む人が増えている。痛みでパソコンを使えず、仕事に支障が出るなど、日常生活への影響は大きい。

 50代後半のHさんは、5年以上もばね指に悩んできた。パソコンを極力使わないようにすれば痛みは軽減するが、使い始めるとぶり返す。整形外科は腰痛患者や膝痛患者でごった返しており、行く気がしない。だましだましやってきた。

 しかし、とうとう痛みが我慢できない段階に。プロのピアニストも訪れる「さかい整形外科」(東京・江古田)を受診した。

 日本最初の音楽家専門外来を設立した酒井直隆院長(写真)は、「手」治療のエキスパート。音楽家は腱鞘炎など手の疾患に悩まされることが多いが、音楽家への治療法は当時ガイドラインなどもなく、試行錯誤を経て、現在の治療法を確立した。

 ばね指は、腱鞘炎のうち、炎症部分にひっかかりが生じるものを指す。

 腱は手足の骨と骨の周りの筋肉をつなぐ組織で、腱鞘は、その文字に使われている「鞘」のように腱を包み込み、手足の関節をスムーズに曲げ伸ばしする役割を持っている。ここに炎症が起こるのが腱鞘炎だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北