急性骨髄性白血病<2>「治療しなければ2週間で死ぬ」
■2醜類の抗がん剤で「地固め療法」「
年末から1月初めにかけて、まず抗生剤治療を受け(手などに出来ていた吹き出物を叩く)、2日から抗がん剤治療を開始。白血球がゼロに近づくために、感染防止の目的で他の患者から隔離され、無菌室に入った。
抗がん剤(ダウノマイシン)とAra―C(キロサイド)の治療を受け、白血球の値が戻ってくるのを待つ。
隔離部屋のために見舞客は入室禁止。家族の主人と息子が代わる代わるマスクとキャップを装着し、着替えを届けてくれた。
こうして18日間隔離病室に入院して、退院したのが1月28日である。治療前に測った39度台の体温は、平熱に戻り、筋肉痛や関節痛も改善された。
2月5日の骨髄穿刺の結果、さらに寛解が告げられる。しかし、これで治療が終わったわけではない。この病気は多くの患者が再発するために、さらに加療が欠かせない。
高松さんは2月20日から、「寛解後療法」(地固め療法)が始まった。投与された抗がん剤は、ノバントロンとキロサイドの2種類である。