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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

転倒・転落で年間645人 ラーメンの汁に滑って亡くなる人も

公開日: 更新日:

「自分はまだ若いから」と思っている中高年の皆さん、思わぬところで足をすくわれるかもしれません。

 2016年の統計によれば、転倒や転落で命を落とした中高年男性(40~64歳)が、なんと645人もいたのです。しかも、その中身は、かなり意外でした。

 真っ先に思い浮かぶのは、雪による転倒でしょう。少し雪が降っただけでも、東京などでは、転んで救急車に運ばれる人が続出します。

 ところが、それで亡くなる人は意外と少ないのです。実際、2016年の中高年男性の死者はゼロでした。

 一番多いのが、「スリップ、つまずき及びよろめきによる転倒(247人)」、しかもそのうちの103人が、自宅で滑ったり、つまずいたりして、死んでいます。また職場や店舗などで亡くなっている人もいます。「社員食堂の食器返却カウンター前で、床にこぼれていたラーメンの汁で滑って転倒」「コンビニを出たところ、入り口付近に落ちていたアイスクリームに滑って転倒」などなど。かなり残念な死に方です。

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