著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

米有名病院が報告 テニスやバドミントンを楽しむ人は長寿

公開日: 更新日:

 適度な運動健康に良い影響をもたらすという研究報告は多々あります。しかし、どんな運動がより優れた健康増進効果をもたらすかについて、質の高い研究データは不足していました。そんな中、世界的にも有名な米国の総合病院「メイヨー・クリニック」が提供している医学誌の電子版に、運動の種類と健康への影響を検討した研究論文が2018年9月4日付で掲載されました。

 この研究はデンマークのコペンハーゲンに在住している8577人を対象とした調査で、さまざまな種類のスポーツや身体活動と、死亡リスクの関連を比較検討したものです。なお、結果に影響を与えうる、年齢、性別、喫煙・飲酒状況、収入、教育水準などの因子で統計的に補正を行い解析をしています。

 25年間の追跡調査の結果、座りがちな生活スタイルの人と比較して、テニスをしている人で9・7年、バドミントンをしている人で6・2年、サッカーをしている人で4・7年、サイクリングをしている人で3・7年、水泳をしている人で3・4年、ジョギングをしている人で3・2年、体操をしている人で3・1年、それぞれ、統計学的にも有意に平均余命の延長が示されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」