ブームは下火?「赤ワインが体にいい」はどうなったのか

公開日: 更新日:

 この研究結果がアメリカのテレビ局に取り上げられると、瞬く間に世界中で赤ワインブームが巻き起こりました。日本でも当時は中高年の男女が好んで赤ワインを飲んでいたのを記憶している人も多いと思います。

 しかし、私には当時よりも赤ワインブームは下火になっているように感じられます。それは、以下の理由が考えられます。

①ポリフェノールを取るだけが目的なら、わざわざ赤ワインでなくともコーヒーやニンジン、ゴマなど身近なものでも十分取れる。

②日本人は心臓病の発生率が低い。体質的にアルコールの分解能力が低い日本人が酒による危険を冒してまで、心臓病予防のために赤ワインを飲む理由がない。

③アルコールには動脈の中で血液が固まってしまうのを防ぐ抗凝固作用がある。心筋梗塞は冠動脈の血液が固まる病気なので、アルコール自体による心筋梗塞予防かもしれない。

 もちろん、1万3000人を対象にしたデンマークの研究のように「ワインをたくさん飲んでいた人ほど死亡率が低く、そのような傾向は他のお酒では認められない」という報告もたくさんあります。しかし、これはお酒の種類の違いというよりもつまみの違いが原因かもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり