マラソンで命落とすことも…ランナーの事故と対策を知る

公開日: 更新日:

 3月3日の東京マラソンをはじめ、多くのマラソン大会が開催される季節がやってきた。毎日走ってきた中高年のなかには参加予定の人も大勢いるはずだ。しかし、レース前にはキチンとした健康診断を受けた方がいい。初心者はもちろん、ベテランランナーでも思わぬ事故に遭いかねない。

 昨年11月下旬に行われた都内の市民マラソン大会。ゴール直後に40代半ばの男性が胸を押さえて倒れ込んだ。

 心肺停止状態のこの男性は「永岡クリニック」(東京・江東区)の永岡康志院長が心肺蘇生とAED(自動体外式除細動器)作動など適切な処置を行ったおかげで一命を取り留めた。しかし、迅速な対応がなされなければ、亡くなるか、重篤な後遺症が残った可能性が高かったという。

「この男性は中肉中背で持病はありませんでした。前回大会も完走し、日々トレーニングを積んでいて、今回もいつも通りに走っていたそうです」(永岡院長)

 後でわかったことだが健康にみえたこの男性には自身も知らない心尖部肥大型心筋症が潜んでいた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末